インジェクション成形 100t~650t、計21台のプラスチック射出成形機可動。24時間稼働で短納期・量産可能。オリジナル製品製造、OEM製品も承ります。成型品の組立・印刷も可能です。

射出成型のスプルー、ランナー、ゲートとは

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成型品は射出成形機から金型へ樹脂を送って製品ができるのですが、
金型内には樹脂が通る道があり、各通路の名称があります。

まず初めに通るスプルーとは金型の形状内にプラスチックがたどり着くまでの通路のことをいいます。

「スプルー」→「ランナー」→「ゲート」の順番に流れ込みます。

スプルー、ランナー、ゲートとは

まず初めに射出成型機から、射出、注入されたプラスチックが流れ込む通路が「スプルー」です。
スプルーの断面は円状になっており、側面は傾斜になっています。
また、長さも金型の厚み分が必要になります。

次に通過するのが「ランナー」です。
ランナーはプラスチックが一気に流れ込む重要な通路なので、太すぎても細すぎてもいけません。

成型品に合った大きさにする必要があり、より精密さが求められます。
また、成型品が2つ以上ある場合は分岐して流れるので、均等に流れるように配置することも
重要になってきます。

最後に「ゲート」を通過します。
ゲートは成型品への入り口です。このゲートはプラスチックの流れ込む速度が重要となります。
速度が速すぎた場合、ジェッティングといって勢いよく流れた模様が、成型品に現れます。
速度が遅すぎた場合には、フローマークという、しま模様が表面に現れます。
よって、少しのずれでも、製品に影響がでてしまいます。
そのため、金型の設計、製作には精密さが求められ、製品を作るうえでの大事な要となっているのです。

金型は、ひとつにつき数百万円前後の費用がかかります。また、高温や急激な温度差に耐えられるものでなければなりません。

この過程を知ると、どの製品にも時間と手間をかけて金型を設計、製作する職人さんがいてこそ、
ひとつの商品が出来上がると言っても過言ではないでしょう。

ご参考に

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