石油の中の成分

日常生活に不可欠な素材のプラスチックの原料は石油から出来ています。
さらに詳細を説明すると、

原油を蒸留させて、石油ガス、ガソリンや軽油、重油、灯油、ナフサなどに分かれ、
この中の「ナフサ」を主な原料としています。

ナフサとは・・・

原油を蒸留装置で蒸留分離して得られる沸点範囲が30度-200度のもの。

さらにナフサを加熱させると、化学反応によって分解し、分離したエチレンやプロピレン
がプラスチックの原料となります。

プラスチック製品を加工する前の材料が樹脂ペレットといって3mm程度の
小さな粒の樹脂素材です。 ベースとなる色はクリアとナチュラルカラーで
色付の素材のものはナチュラルを使い、そこにバッチといって色のついた素材を組み合わせることにより、
色付けされます。

このペレットを成形機で溶かして金型に流し込み成形され、製品が作られます。

プラスチックとは

プラスチックは合成樹脂とも呼ばれ、一般的に樹脂とも呼びます。

合成樹脂とは

自然界から得られる天然樹脂の特性に似た材料を人工的に作り出した材料の総称です。

天然樹脂は松ヤニや漆などの自然物ですが、生産量が少なく使用方法に制約を受けます。

また天然樹脂は取り扱いが大変です。
こういったことから天然樹脂に近い特性を持つ合成樹脂を待ち望んでいました。

現在では改良や他の材料との組み合わせで、様々な要求に対応できる合成樹脂が誕生しています。

プラスチックは大きく分けると熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に分かれます。